WISE-PaaSで実現する、データ活用エコシステム ―アドバンテック・マイク小池氏インタビュー

ソリューション・レディパッケージとは

小泉: ところで、WISE-PaaSには、「ソリューション・レディパッケージ」と呼ばれる、業界向けソリューションが提供されていますが、その内容について教えてください。

小池: 2019年は、ソリューションレディパッケージを数多く出してきました。

1つは「Device M +」といって、CNC、あるいはモーター、エナジーコントロールのためのソリューションレディパッケージです。

2つ目は「iFactory」です。ファクトリーの中ではOEEやEMS、AI、AOI(オートメイテッド・オプティカル・インスペクション)などで使えるソリューションレディパッケージを提供します。

3つ目は「DeviceOn」です。これまでIoTゲートウェイなどのデバイスをモニターする機能はWISE-PaaS/EdgeSenseで提供してきましたが、どちらかというとSI向けであったEdgeSenseと違い、DeviseOnではユーザー企業でも容易にデバイスを監視したり、遠隔で電源のオン・オフ制御を行ったりすることができるようになりました。

このDeviceOnは、全てのアドバンテックの組み込み型のボード製品とシステム製品をサポートしています。

我々のボードやエッジコンピューターを使ったソリューションを作った場合、DeviceOnを使ってリモートマネージメント、リモートモニタリングがクラウドやオンプレミス環境で簡単にご利用いただけます。

このDeviceOnが、今年のWISE-PaaSの最新のアップグレード戦略です。

4つ目が「Command Center for Service site」で、これはシチュエーションルーム(危機管理室)ソリューションを工場や病院など様々な場所で展開できるアプリケーションです。

5つ目が「WISE-Stack, Private Cloud」といって、パブリッククラウド上のWISE-PaaSでは扱うことのできないアプリケーションやデータを、プライベートクラウド上に展開するWISE-PaaSで利用できるようにするソリューションです。

6つ目が「Partners’ SRPs」といって、ソリューション・レディパッケージを作るディベロッパーの皆さんとアドバンテックが一緒になって、ソリューション・レディパッケージを投入していくものです。

こういったものを広げていくことで、アドバンテックのプラットフォームWISE-PaaSを使って我々はエネーブラとして、AIoTの実際の戦略の実行を進めていきたいと考えています。

小泉: ソリューション・レディパッケージというのは、例えばCNCならCNCのコントローラーがインテリジェントになるというソリューションがWISE-PaaSベースでできている、ということなのですね。

小池: はいそうです。

次ページは、「WISE-PaaS 3.0の提供する新たなサービス