タグ: プラットフォーム・通信モジュール

IoTにおけるプラットフォームとは、CPUなどのICモジュールや、そこに搭載されるOSのことで、スマートフォンの普及からチップの小型化、省電力化、コスト低下が進む中で様々なモノに頭脳を搭載することができるようになった。

また、通信モジュールは、4G, 5Gといった馴染みの深い通信だけでなく、小データを定期的に送信することに特化したモジュールに関しても含む。

通信モジュールも小型化・省電力化と、様々な通信形式への対応が進んでおり、今後様々なセンサーが取得するデータを発信するために必須とされその発展が期待されている。

  • intelの工場IoTソリューション

    intelの工場IoTソリューション

    COMPUTEX TAIPEI 2015のintelブースで、工場IoTソリューションについて話を伺った。

     

    台北にある工場がIoTで稼働し、情報をマレーシアへ送っているというデモンストレーションだ。

    intel IoT
    工場のデモンストレーション

     

    このデモ工場では、ロボットが赤や青のブロックをベルトコンベアで運ぶ際に、センサーによって赤のブロックは赤の箱へ、青のブロックは青の箱へ仕分けられていく。

    intel IoT
    ベルトコンベアが赤のブロックを運んでいる様子(白い丸枠内)
    intel IoT
    赤と青の箱に、仕分けられたブロックが入る

    その仕分けられた(センサーが認識した)結果を、工場内におかれた通信機器(IoTゲートウェイ)を通して工場内のサーバに送る。

    intel IoT

     

    サーバでは、工場の稼働状況をモニタリングするアプリケーションが動いており、リアルタイムに確認することができる。

    intel IoT

    IoTゲートウェイはインターネットに接続しているため、クラウド経由でマレーシアにある事務所のサーバーへと情報が共有される。

    マレーシアの本部スタッフは、工場の状態を認識して指示を出す。

    intel IoT

    指示を出すとその情報はインターネット経由で台北の工場の管理サーバーへ戻ってくるという流れだ。

     

    工場におけるIoTは、このような流れで制御される。

    工場の機器の状況をセンサーが感知し、工場内のコントローラーに伝えられつつ、クラウドを通して本部のビジネスインテリジェントツールを見る担当者が一括で世界中の工場を管理し、状況を見極めつつ工場に指示を戻す。

     

    これまでこういった流れが人の手を介す事が多かったため、時間がかかったり、不正確であったりすることがあったが、今後IoT技術が工場等に導入されることで、リアルタイムに、かつ正確なオペレーションが実現できるようになるのだ。

  • アパレルのIoT、スマートクローズハンガー

    アパレルのIoT、スマートクローズハンガー

    COMPUTEX TAIPEI 2015のメイン会場 Nangang Exhibition Hall で、大きい面積を占めていたMicrosoftブース。

    そこで展示されていた、センサー技術とマイクロソフトのクラウドサービスAzureを組み合わせたIoTソリューションについてインタビューした。

     

    アパレルIoT「Smart clothes hanger(スマートクローズハンガー)」デモンストレーション

    展示の流れとしては、陳列されている洋服を消費者が選ぶ。そして、陳列棚から取り出すとセンサーが取り出されたことを認識し、プラズマディスプレー上に該当商品のコーディネートや、あわせて買いたいもの、価格などが表示される。

    これで、消費者は潜在的な購買意欲を顕在化させていくというものだ。

    さらに、店舗のバックヤードでは、どの商品がどれだけ手に取られたか?を集計する管理端末があり、リアルタイムでどの商品をピックアップすべきか?などがわかるようになっている。

     

    具体的なデモンストレーションを見てみよう。

    Microsoft IoT

    服を選び

    Microsoft IoT
    ハンガーと一緒に棚から洋服を取り出すと・・・
    Microsoft IoT
    取り出した洋服の広告がパネルに表示される

    リアルなリターゲティング広告というイメージだろうか。

    デモンストレーションでは、選んだ服がそのまま広告として表示されたが、例えば、リゾートワンピースを手に取った顧客に、ビーチサンダルや水着を一緒に提案できれば客単価アップを期待できる。

    Microsoft IoT
    店頭のバックヤードでは、商品の手に取られた状況が集計される

    さらに、タブレットには店頭での商品が手に取られている状況について分析したものが表示された。

    Microsoft IoT
    顧客の好みが分析、表示される

    手に取ったが結局買わなかった洋服がわかったり、売れ筋が目に見えてわかることで、店員もどう顧客に接するべきか、店内をどう見せるか、論理的に考えていくことができるだろう。

    さらに、このデータはインターネットにのり、Azure上に展開される。

    例えば、アパレルブランドの本部は、その情報を瞬時にみることができ、店舗に適切な指示をだす手助けをする。

     

    「Smart clothes hanger(スマートクローズハンガー)」の仕組み

    どういった仕組みになっているかというと、ハンガーの裏側にシール状の非接触タグが貼られていて、このタグの位置や情報を、洋服の下に置いてある読み取り装置が手に取られたかどうかを検知する。そして、その情報を無線LANでネットワークに飛ばしている。

    Microsoft IoT
    ハンガーの裏側にシール状のRFタグが貼られている
    Microsoft IoT
    読み取り装置

    このセンシング技術を起点として、ハンガーにかかった洋服を顧客が手に取ると、ディスプレイに広告が表示されたり、店内での顧客の行動を分析したりすることができるのだ。

     

    この手のソリューションは以前からあったが、Azureとの連携で、ビジネスインテリジェンスツールとしての展開を見ていると思われる。

    しかし、タグの読み取り装置が小さくなり、低消費電力化がすすみ、店舗中に置かれるようになっていかいないとこのソリューションは日の目を見ない。

    ただ、IoTによって、これまで店員の経験が全てであった店頭オペレーションに、こういったデータ収集とディープラーニングの仕掛けが加わることで、未来の店頭は今と異なったものになる。

  • 競合乱立の本命となるか?IoT社会を実現するSigFoxの技術

    競合乱立の本命となるか?IoT社会を実現するSigFoxの技術

    SigFoxという会社をご存知だろうか?

    フランスにあるベンチャー企業で、NTTドコモ・ベンチャーズも出資している会社だ。

    この会社、なにがすごいかというと、IoT社会に必須といわれている、低消費電力、低コスト、汎用性が望まれる、小型通信デバイスの分野において、すでにヨーロッパで200万平方kmをカバーしているという実績がある。

    SigFox社に対する「スマートシティー」への期待は大きく、自転車や水道管、自転車、消火栓、煙探知機などなどをインターネットにつなぐ動きも検討されており、最近では、1億1500万米ドルの資金調達をしたということで、世界的にはとても話題になった。

    参考:Sigfox raises France’s biggest VC round ever at $115M to expand its IoT wireless network

    どれくらい低消費電力かというと、電池をいれると、5〜20年は取り替えが不要だというのだ。

    ユーザは、0〜140のメッセージを送信することができて、各メッセージは最大12バイトのデータを送ることができるということだ。

    インターネットで動画などを見ている人たちからすれば、「そんな少ないメッセージ量!」と思うかもしれませんが、これはあくまでIoT社会の実現のためなので、なんらかの機器から発信されるデータ量のことなので、決して少なくはない。

    想定されている分野も多岐にわたり、農業、自動車、建築、家電、災害機器、ヘルスケア、スマートビル、工場、小売、スマートシティー、ユーティリティとほぼ全ての分野を網羅的にカバーしようという考え方のようだ。

    そのためのパートナー選びも進んでおり、多くの企業とのパートナーシップと資金力で世界にIoTのネットワークを広げていこうと意欲的だ。

     

    この分野は、マーケットサイズもかなり大きいため、各国の通信会社も狙っている。

    今後IoT社会を支えるインフラとなる、注目候補のうちの一社であることは間違いない。

    参考:
    SIGFOX

  • Google がIoT用OS「Project Brillo」を発表

    Google がIoT用OS「Project Brillo」を発表

    米Googleは5月28日、開発者向けイベントGoogle I/O 2015にて、IoT(モノのインターネット)向けプラットフォーム「Project Brillo」を発表した。

    開発者向けプレビューは、「Brillo」は2015年第3四半期にリリース予定。

    ・Google I/O 2015 – Keynote

    今回のこのニュースについて、IoTNEWSは下記のように考えている。
    Google の家電向けOSはIoTを加速するのか?

     

    ・関連リンク
    Google I/O 2015
    Project Brillo

  • モノのインターネット(IoT)を支える技術

    モノのインターネット(IoT)を支える技術

    IoTというと、モノ同士がヒトとの関わりの中で、様々な状況を検知して、やり取りをしたりしながらヒトによいフィードバックをしていく。学習していく。というイメージなのだが、実際にモノのインターネット(IoT)を支える技術にはどういうものがあるのだろう?

    上の図は、一番簡単にした技術レイヤーについてまとめた図だ。

    様々なモノがIoT化されていくなかで、全部がこのレイヤーにまとめられることはないが、概念としてはこういうものだと覚えておけばよい。

     

    センシング技術

    まずは、センサーが何かを検知する。

    例えば、自動的にご飯を提供するロボットがいるとしたら、最近食べようとしないなということに気づくことができる。

    象印マホービン株式会社が作っている、みまもりほっとラインi-potというものはなどはその一つ例だ。

    無線通信機を内蔵した「i ポット」をお年寄りが使うと、その情報がインターネットを通じて、離れて暮らすご家族に。ご家族はその様子を携帯電話やパソコンでいつでもどこでもさりげなく見守ることができる。

    このほかにも、最近の自動車で衝突防止システムがついているのをTV CM等で見かけると思うが、これもセンシング技術の発達からきている。

     

     

    通信技術

    これは、IoTのI、すなわちInternetの部分だ。

    様々な機器がインターネットにつながることで、場所を超えたサービスが提供できたり、機器のソフトウエアが簡単にアップグレードできたりする。

    それがモノのインターネット(IoT)が実現できることで、ヒトがインターネット越しにモノに命令を出したり、モノがセンサーで気づいた情報をヒトに送ることができるだけではなく、さらに上位の情報技術のレイヤーの渡すことで、さらに付加価値の高い情報を得ることができる。

     

     

    情報技術

    ネットワークでモノとモノ、モノとヒト、ヒトとヒトがつながる社会では、大量のデータが蓄積されるようになる。

    いわゆる、ビッグデータだ。

    この膨大なデータを解析することであらたな価値が生まれる。

    例えば、スーパーマーケットの入口に顔認識センサーがあるとする。

    このセンサーは、ヒトの顔から年齢や性別の情報と、個人の特定が可能だとする。

    このヒトが入店してから、レジに進む間のカートで、個人の購買履歴や年齢、性別などの傾向情報から様々なおすすめ情報が提供される。

    ワインが好きなヒトが入店すると、すかさずワインの試飲コーナーでは、その人が好きそうなワインの試飲を進められるというふうにだ。

     

     

    アプリケーション技術

    最後にアプリケーション技術だ。

    どんな情報も、どんな機械の動作も、アプリケーションがユーザフレンドリーでないとがっかりするだろう。

    現在あるような、タッチパネル型ディスプレイや、ボタン、ハンドルといったものだけでなく、今後は、バーチャルリアリティや、トムクルーズ主演の映画、マイノリティーリポートのように空間を切ることで操作するようなもの、自動操縦、近づくだけで開くドア・・・などなども現実のものとなる。

     

     

    モノのインターネット(IoT)を支える頭脳とエネルギー

    これらの技術は部分的には実現できてきている。

    さらに、電池の小型化や、Intel社の開発した、超小型コンピュータEdisonを使ったモジュールに代表されるように、Airware社が開発したドローン専用OSも注目を集めている。

    エネルギーの分野でも技術は進んできている。

    こうやって整理すると、決して新しいことの塊ということではなく、これまでもできていたことが発展していたり、より、人に寄り添うことができるようになってきたという捉え方もよい。

    こういった進化や改善が続くなかで、今後もっと面白いモノが生まれることだろう。

  • 国内で初めて全IoT端末から送信されるデータを自動受信・検知・制御 IoT OS「SINGULARITY」

    国内で初めて全IoT端末から送信されるデータを自動受信・検知・制御 IoT OS「SINGULARITY」

    IoTデータを活用した自動運用(オートパイロット)サービスと自動制御システムをクラウド提供するジグソー株式会社は、全てのIoT端末から送信されるデータを自動受信・検知・制御するためのIoT OS「SINGULARITY」および puzzle for IoTを2015年6月下旬より提供を開始する。

    ■2020年に市場規模16.4兆円(※)。IoT関連市場で必要なデータの管理・運用
    2014年の国内IoT市場売上規模9.4兆円に対し、2019年には16.4兆円に達する見通し(※)となっている。IoT市場の拡大に応じて、IoT端末から送信されるデータの管理・運用市場も拡大し、2019年には1兆円に成長する見込み。しかし、市場の成長に対してインフラエンジニアの不足が予想されており、ジグソーが提唱するA&A(自動検知・自動制御)サービスに注目が集まっている。

    ■全てのIoT端末から収集したデータの自動検知・自動制御を可能に
    ジグソーでは今後注目が集まるIoT時代に必要なビックデータの管理・運用を実現するA&A(自動検知・自動制御)プラットフォーム「puzzle」を提供していく。そして、このたび新たに全てのIoT端末から送信されるデータを自動受信・検知するためのIoT OS 「SINGULARITY」および puzzle for IoTの提供を開始。今回のリリースにより、従来のクラウドやサーバ・ネットワークの領域を大きく超え、A&Aプラットフォーム「puzzle」と組み合わせることで、全てのセンサーから自動収集されるIoTデータのダイレクトハンドリングを実現する。

    今回、IoT OS「SINGULARITY」および puzzle for IoTの提供開始により、あらゆる業界に向けて当社のA&A(自動検知・自動制御)サービスの提供と、多くのIoTサービスを利用・提供する企業への取り組みを進化させることが可能となった。

    ※「IoT市場の最新動向」(2015.2.5)IDC JAPAN発表より

     

    ・関連リンク
    ジグソー株式会社

  • Huawei(ファーウェイ)が世界最軽量のIoT OSを発表

    Huawei(ファーウェイ)が世界最軽量のIoT OSを発表

    Huaweiは21日、「From Agility to Imagination」をテーマにしたHuawei Network Congress 2015で、世界で最も軽量のIoT OS「LiteOS」を発表した。

    わずか10KBとサイズが小さいうえに、ゼロコンフィギュレーション、自動検出、および自動ネットワーキングをサポートしている。これは、広くスマートホーム、ウェアラブル、接続車両およびその他の産業を含む様々な分野に適用することが可能。

    LiteOSはのIoT接続性を強化するために、スマートハードウェアの開発を簡素化するのに役立つ。IoT OS「LiteOS」はすべての開発者に開放する。

    ・関連リンク
    Huawei