タグ: コネクテッド・カー

コネクテッド・カー(Connected Car)とは、クルマのIT化により、クルマ自体の快適性や安全性の向上が実現される。

クルマに付けられているセンサーと内部のネットワークにより実現できることだけでなく、クルマがクラウドと接続し、様々な情報サービスを受けることができる。

街全体でのエネルギー効率化にも貢献し、シェーアドカーサービスや、渋滞緩和など都市環境にも影響を及ぼす。

また、自動運転技術も進んできている。

  • LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表

    LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表

    LEXUSは、2017年秋にフルモデルチェンジする新型LSに搭載される予防安全技術の概要を公表した。今回で5代目(※1)となる新型LSのフルモデルチェンジでは、新時代を切り拓くフラッグシップとして、世界トップの安全性を目指して、先進の予防安全技術が投入されているという。

    具体的には、「統合安全コンセプト(※2)」に基づいた予防安全パッケージとして実績のある「Lexus Safety System +」に加え、さらに高度な衝突回避支援と高度運転支援を実現した「Lexus Safety System + A」を日本、北米、欧州で導入(※3)するほか、幅広いシーンにおいて、より安全で安心なドライビングをサポートする先進技術を採用。また、大型ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイによる支援状況の通知で、直感的にわかりやすい支援を実現しているという。

    従来の「Lexus Safety System +」でパッケージ化されたプリクラッシュセーフティ(PCS※4)、レーンディパーチャーアラート(LDA※5)、レーダークルーズコントロールといった各種機能の性能を向上させるとともに、自動ブレーキだけでは衝突を避けることが難しい場合での衝突事故防止に寄与するアクティブ操舵回避支援や、交差点での出会い頭事故の予防に寄与するフロントクロストラフィックアラート(FCTA※6)を追加。さらに車線維持・車線変更支援を可能にした高度運転支援技術「Lexus CoDrive」を採用するなど、安全運転をサポートする先進技術をパッケージ化している。

    Lexus Safety System + A システム構成(※7)
    LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表

    新たに採用された先進の予防安全技術は以下の通り。

    • プリクラッシュセーフティ(歩行者注意喚起・アクティブ操舵回避支援)
      警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を支援する従来のPCSに加え、歩行者の存在する方向を表示する歩行者注意喚起、ブレーキ制御に加え自動で操舵を制御するアクティブ操舵回避支援を装備。歩行者注意喚起は、前方の歩行者と衝突する可能性があると判断した場合、大型カラーヘッドアップディスプレイに歩行者の存在する方向をアニメーションで表示し、直感的な認知に寄与。アクティブ操舵回避支援は、自車線内の歩行者やガードレールのような連続した構造物と衝突する可能性が高く、ブレーキ制御だけでは衝突回避が困難かつ、操舵制御によって回避ができるとシステムが判断した場合、警報とブレーキ制御に加え、自動で操舵制御を行うことで、衝突回避あるいは衝突被害の軽減を支援するという。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
    • 自動運転につながる高度運転支援技術「Lexus CoDrive」
      レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシスト(LTA※8)の基本機能に、レーンチェンジアシスト(LCA※9)を加えた3機能を連携させ、高速道路や自動車専用道においてドライバーの運転意図と調和した操舵支援や、レーンチェンジの運転支援を実現。カーブが多い道や、渋滞時でもシームレスな運転支援により、ドライバーの運転負荷を大幅に低減することが可能だという。また、大型ヘッドアップディスプレイやマルチインフォメーションディスプレイなどと連携し、ドライバーに支援状況を分かりやすく通知。
      ・レーントレーシングアシスト(LTA)
      レーダークルーズコントロールの作動時に車線維持に必要な運転操作の支援を行う。カメラによる白線の検知に加え、先行車の走行軌跡を利用した追従により、渋滞による車間が詰まった状態での低速走行時など、車線を認識できない場合でも支援を継続。また、ナビゲーションの情報を基に、カーブへの進入速度が速い場合に、大型ヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションディスプレイへの表示で注意喚起するとともに、自動で減速を行う。
      ・レーンチェンジアシスト(LCA)
      ドライバーの方向指示レバー操作が支援開始の合図となり、周辺の道路環境を監視し、最適なタイミングで、操舵、加減速をすることにより、車線変更の支援を行う。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
      (左)LTA作動イメージ   (右)LCA作動イメージ
    • ドライバー異常時停車支援システム(LTA連動型)
      LTA制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援する。停車後は、ドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
      ドライバー異常時停車支援システム作動イメージ
    • 上下2段式アダプティブハイビームシステム(AHS※10)
      上段8個、下段16個(片側)のLEDを搭載し、各LEDの点灯・消灯を制御することで、従来のLED点消灯式AHSより照射・遮光エリアをきめ細かく調整し、最適な配光を実現。先行車や対向車を眩惑することなくハイビームでの走行頻度を増やし、夜間の視認性向上に寄与。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
      上下2段式AHS作動イメージ
    • フロントクロストラフィックアラート(FCTA)
      交差点での出会い頭事故を予防するため、前方の交差車両検知に対応。前側方レーダーにより、交差する車両が接近してくる方向を大型ヘッドアップディスプレイで注意喚起。交差する車両が接近しているにもかかわらず、自車が前進しようとした場合には、ブザーとマルチインフォメーションディスプレイなどと連携し、ドライバーに警告を行う。
    • ロードサインアシスト(RSA※11)
      カメラやナビゲーションの地図情報を用いて交通標識情報を取得し、ヘッドアップディスプレイとマルチインフォメーションディスプレイに表示。交通標識の見落としを減らし、安全運転を促す。

    「Lexus Safety System + A」は、これまで搭載が進められてきた予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」で採用されているプリクラッシュセーフティ(PCS)、レーンディパーチャーアラート(LDA)、レーダークルーズコントロールといった各種機能においても、性能向上を図ったという。

    • プリクラッシュセーフティ(PCS)
      ミリ波レーダーとステレオカメラを用いて前方の車両や歩行者を検出し、警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキで衝突回避支援および被害軽減を図るプリクラッシュセーフティは、新たに自転車の検知や夜間の歩行者検知を可能としたほか、自動ブレーキの減速性能も向上。例えば、時速60km/hで走行している場合、対歩行者で最大約60km/hの速度低減を実現し、衝突回避支援性能を向上させている。
    • レーンディパーチャーアラート(LDA)
      認識性能の向上により従来の車線検知に加え、アスファルトと草・土・縁石などの境界を検知。車線が引かれていない道路を走行している場合でも、路外逸脱の可能性をドライバーに警告するとともに、ステアリング操作の一部を支援。
    • レーダークルーズコントロール
      新開発のミリ波レーダーによる広角の検知角度と、カメラによる広い前方認識範囲により、すぐれた基本認識性能を確保。発進・追従・離脱加速の際は乗員の安心感を確保するスムーズな加速、追従減速の際は減速度の急変を抑えた滑らかな減速で、より快適な運転を実現。

    その他の予防安全技術は以下の通り。

    • パーキングサポートブレーキ(静止物、後方接近車両、後方歩行者)
      車両や人の往来が多く、周辺確認や複雑な運転操作が伴う駐車スペースでの事故被害軽減を目的としたサポートブレーキシステムを統合。既に商品化されているインテリジェントクリアランスソナー(ICS※12)、リヤクロストラフィックオートブレーキ(RCTAB※13)に加え、対後方歩行者サポートブレーキを採用。リヤカメラで歩行者を検知し、衝突の危険がある場合には、警報およびブレーキ制御で衝突被害の軽減に寄与。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
      パーキングサポートブレーキ作動イメージ
    • パノラミックビューモニター(サイドクリアランスビュー/コーナリングビュー付き)
      車両周辺の安全確認をサポートするパノラミックビューモニターに、新たにサイドクリアランスビューとコーナリングビューを採用。サイドクリアランスビューは、車両前側を後ろから見たような映像を12.3インチワイドディスプレイに表示。狭い道でのすれ違いや路肩への幅寄せ時に、車両側方の隙間をより直感的に確認できるという。また、コーナリングビューは、サイドクリアランスビュー表示中に、旋回時の運転操作に合わせて自動で車両の斜め後方から見たような映像を表示。狭い道で右左折時の安全確認や、車道に出る時の縁石乗り上げ防止をサポート。
      LEXUS、新型LS搭載の衝突回避支援と高度運転支援などの予防安全技術を公表
      (上)サイドクリアランスビュー画面イメージ
      (下)コーナリングビュー画面イメージ
    • デジタルインナーミラー
      車両後方カメラの映像をインナーミラー内のディスプレイに表示する運転補助装置。後席乗員の頭部など、視界を遮るものがない映像による後方の安全確認を可能としたほか、夜間や雨天時の視認性向上、リヤウインドゥサンシェード使用時の視界確保、後席乗員のプライバシー保護にも寄与。また、切り替えレバーを操作することで鏡面ミラーモードからデジタルミラーモードへの切り替えが可能。

    ※1 日本国内は4代目(2006年)からの導入
    ※2 統合安全コンセプト:車両に搭載された個々の安全技術・システムを独立で考えるのではなく、連携を図り、全ての運転ステージにおいて、より高次元なドライバー支援を追求していくという考え方
    ※3 地域によって仕様は異なる
    ※4 PCS Pre-Collision System
    ※5 LDA Lane Departure Alert
    ※6 FCTA Front Cross Traffic Alert
    ※7 各システムは道路状況、作動状態および天候状態によって作動しないことがある
    ※8 LTA Lane Tracing Assist
    ※9 LCA Lane Change Assist
    ※10 AHS Adaptive High-beam System
    ※11 RSA Road Sign Assist
    ※12 ICS Intelligent Clearance Sonar
    ※13 RCTAB Rear Cross Traffic Auto Brake

    【関連リンク】
    レクサス(LEXUS)

  • LINEのクラウドAIプラットフォーム「Clova」とトヨタ推進の「SDL」を活用したコネクテッドカーサービスの協業を検討

    LINEのクラウドAIプラットフォーム「Clova」とトヨタ推進の「SDL」を活用したコネクテッドカーサービスの協業を検討

    LINE株式会社とトヨタ自動車株式会社は、LINEが開発を進めるクラウドAIプラットフォーム「Clova」と、トヨタをはじめとする各社が推進する車載機器とスマートフォンアプリ、およびタブレットアプリとの連携規格Smart Device Link(以下、SDL)を活用した協業の可能性を検討すべく、協業基本合意書を締結した。

    「SDL」は、トヨタが推進するスマートフォンアプリとクルマがつながるためのオープンソースであり、顧客は、車載の音声認識機能や操作パネルを通じ、車内でアプリを操作することができる。また、「SDL」を用いることで、自動車会社はスマートフォンのアプリケーションを、自社の車載システムの特性やインターフェースに合わせて、より安全・快適に利用できる形で提供することが可能だという。

    今回の協業を通じ両社は、LINEの音声エージェントテクノロジーを持つ「Clova」と、トヨタが推進、対応を進める「SDL」を連携させ、音声エージェント等を活用した新しいカーサービスの実現を、2018年の商品化を目指し検討していくとしている。

    【関連リンク】
    LINE
    Clova(クローバ)
    トヨタ(TOYOTA)

  • Telit、450MbpsのLTE-Advanced対応セキュアな車載用スマートモジュール「LE940A9」発表

    Telit、450MbpsのLTE-Advanced対応セキュアな車載用スマートモジュール「LE940A9」発表

    Telit Wireless Solutions(以下 、Telit)は、LTE Advancedカテゴリー9(Cat 9)ネットワークをサポートする車載モジュールである、LE940A9スマートモジュールを発表した。このシリーズは、Voice-over-LTE(VoLTE)を含む3種類のマルチバンド、マルチモード製品を提供し、自動車メーカーが世界市場のトップで次世代のコネクテッドカー技術を展開するために最適化されているという。

    LE940A9は、Telitの車載モジュールxE940ファミリに追加された最新製品。同製品は、450Mbpsのダウンロード速度と50Mbpsのアップロード速度を実現し、非常に低いレイテンシと高度なセキュリティを備え、自動車産業の次の波となる自律走行運転の足がかりともなるアプリケーションとサービスを可能にするという。

    デジタル トランスフォーメーションは、ドライバーの安全性、新しい収入源、没入型の接続経験を大幅に向上させ、接続された車の進化を促している。世界各地の政府による安全の義務付けと「つながる世界」の進歩にともなって、より多くの付加価値サービスと豊富な機能を備えた車載アプリケーションの需要が高まっている。

    商用および消費者向けテレマティクスサービスから自律走行や運転支援機能までの処理を行い、さらにインフォテイメントを含むリモートソフトウェアアップデートに依存するアプリケーションが大量に存在するため、今やセキュアで有線ブロードバンド並みの速度による通信が必須要件になっている。高速ワイヤレス接続による通信は、アプリケーションの動作にタイムラグがほとんど、あるいはまったく生じないLTE Advancedの使用時のみ可能になるという。

    LE940A9はコネクテッドカープラットフォーム全体を強化し、現在のニーズに応えるとともに、今後登場する付加価値サービス、テレマティクス、およびマネージドサービスの将来的な統合も可能にする先進的な機能を備えているという。このモジュールは、組み込みのアプリケーションプロセッサ、ストレージ、およびメモリによるセキュアな処理環境内で車載アプリケーションを実行できる。高度なサイバーセキュリティ機能で保護されたモジュール自体の中で、車載アプリケーションプログラム全体をセキュアに実行できるとしている。

    LE940A9の特徴は以下の通り。

    • 全世界のGNSSに対応
      GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、およびQZSSをサポート。
    • 産業界の要求に応える高度なセキュリティ
      セキュアブート、セキュアストレージ、その他の機能を備えている。
    • マルチ無線アクセス技術による優れたカバー率で将来にわたる
      使用が保証されたテクノロジー3GPP Release 11、キャリア・アグリゲーション(3xCA)を備えたLTE-Advancedのサポート、および3G/2Gフォールバックにより、特に生命に関わる状況において、常時接続機能を備えた可能な限り広範な接続技術の組み合わせを実現。
    • 安全最優先
      eCall、ERA GLONASS、その他の法規制および安全性規格をサポートし、地域の要件に応じて3Gまたは2Gへのサーキットスイッチ・フォールバック(CSFB)によるVoLTE(voice over LTE)に対応。
    • Design-once-use-anywhere(一度設計すればどこでも使える)
      LE940A9の40×40mm LGAフォームファクタは34×40mmのTelit xE920車載モジュールファミリ製品との置き換え(ネスト)が可能で、OEMやティアワン・インテグレータに経済性、機能、および地域の要件に単一の機器設計で対応できる柔軟性を提供。
    • 車載対応
      耐久性を高めた機械的に堅牢なパッケージは優れた熱特性を備え、効果的な放熱を実現します。動作温度範囲は-40℃~+85℃で、要求の厳しいアプリケーションや環境に最適。TelitはISO TS16949のプロセスに従って車載モジュールの設計と製造を行っており、認定を必要とするオートモーティブOEMおよびティアワン・サプライチェーンに適合する品質とコンプライアンスを保証している。

    【関連リンク】
    テリット(Telit)
    LE940A9

  • ニュアンスのDragon Drive、AIと相互運用性の技術によりドライバー・同乗者に対する音声対話・認知機能の提供可能に

    ニュアンスのDragon Drive、AIと相互運用性の技術によりドライバー・同乗者に対する音声対話・認知機能の提供可能に

    ニュアンス・コミュニケーションズ社(以下、ニュアンス)は、AI(人工知能)機能を持つコネクテッドカー・プラットフォームDragon Driveの機能を拡張し、ドライバーだけではなく同乗者に対する音声対話・認知機能の提供も可能になったことを発表した。

    この機能拡張により、ウェイクアップ・フレーズ(対話開始のための音声キーワード)の発話や音声ボタンを操作することなく、ナビゲーション、音楽、コンテンツへのアクセスなどの機能を音声だけで操作することが可能となる。また、Dragon Driveのクルマと住宅間の相互運用性も拡張され、自動車メーカーはスマートホーム・システムやアプリケーションを音声操作できる車載インフォテインメントの開発が可能となる。

    ニュアンスが世界の主要な自動車メーカーに対して行った最近の調査結果によると、各社のHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)戦略にとってAIが「重要」、または「非常に重要」と回答した会社は90%以上で、そのうちの85%が車内ユーザーエクスペリエンスの最適化が「重要」、または「非常に重要」と回答している。加えて回答者の43%は、AIが車載システムの全体的なユーザー満足度の向上にもっとも影響を与えると指摘した。

    自動車メーカーがAI対応のコネクテッドカーを実現する上で、ニュアンスはDragon Driveの対話・認知型AI機能を、車内の誰もが利用できるようにさらに向上させた。オートモーティブ・アシスタントのユーザーニーズとその好みを理解し学習する機能により、ドライバーと同乗者にナビゲーション、POI(興味のある場所)検索、ニュースフィード、さらに暖房や空調などの車内機能の操作にいたるまでパーソナライズされたユーザーエクスペリエンスを提供する。

    Dragon Driveは、車載グレードの音声信号処理とともに声紋認証、アンビエント・ウェイクアップ、組込みとクラウドのハイブリッド型音声認識、自然言語理解(NLU)、音声合成機能といった複数の革新的な音声機能を統合することにより、どの座席でも音声対話を利用することができる。Dragon Driveの全ての機能が、コネクテッドカーに最適化されたAIプラットフォームを生み出すニュアンスの機械学習と文脈理解技術により強化されている。

    ユーザーの音声を聞いて理解し、その内容を推論して結果を返すような究極のアシストを実現し、能動的にドライバーと同乗者に対応するという。アンビエント・ウェイクアップ機能の実例では、後部座席の同乗者が「お気に入りを再生」と言うだけで、Dragon Driveのオートモーティブ・アシスタントが同乗者を特定して、お気に入りに設定されているストリーミングラジオ局やプレイリストを再生するとしている。

    またDragon Driveは、オートモーティブ・アシスタントが照明、セキュリティ、その他のスマートホーム・ハブサービスなどのサードパーティ・アプリケーションやサービスと容易に統合可能な柔軟なプラットフォームを提供することで、クルマと住宅間の相互運用性に関するビジョンを推進し、ドライバーと同乗者がどこにいてもクルマと自宅がコネクトされる環境を提供する。

    ニュアンスのオートモーティブ事業部シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー、アーンド・ヴァイル(Arnd Weil)氏は次のように述べている。

    「カスタマイズ可能なオートモーティブ・アシスタントの統合機能を自動車メーカーに提供することは次の2つの理由から不可欠です。まず最初に、今日のコネクテッドカーには、多くの豊富なコンテンツアプリとサービスがあり、車内でのユーザーエクスペリエンスの一環として誰もがシームレスにアクセスを維持できる必要があります。次に、インテリジェントなオートモーティブ・アシスタントは、半自動運転車、および将来的な自動運転車に対するドライバーの信頼の鍵となり、また、その信頼は、自律的な運転を採用する上で不可欠です。これらの業界動向と、日常生活の一部としてサービスやアプリケーションを利用している消費者ニーズとが相まって、自動車メーカーにとってDragon Driveは直感的でインテリジェントなオートモーティブ・アシスタントを提供するための非常にユニークなソリューションとなっています」

    Dragon Driveは現在、アウディ、BMW、フォード、GMなど1億6000万台以上のクルマに搭載され、40以上の言語でユーザーエクスペリエンスを提供している。

    【関連リンク】
    ニュアンス(NUANCE)
    Dragon Drive
    アウディ(AUDI)
    ビー・エム・ダブリュー(BMW)
    フォード(Ford)
    ゼネラルモーターズ(GM)

  • 産業革新機構、三菱電機、ゼンリンら7社、高精度3次元地図データの研究開発を行うダイナミックマップ基盤企画へ出資

    産業革新機構、三菱電機、ゼンリンら7社、高精度3次元地図データの研究開発を行うダイナミックマップ基盤企画へ出資

    株式会社産業革新機構、三菱電機株式会社、株式会社ゼンリン、株式会社パスコ、アイサンテクノロジー株式会社、インクリメント・ピー株式会社、株式会社トヨタマップマスターの7社(以下、引受7社)は、高精度3次元地図データの研究・開発・実証を行うダイナミックマップ基盤企画株式会社(以下、DMP)が新たな事業展開を推進するために行う第三者割当増資を引き受け、総額37億円を出資することを決定した。

    これを機に、DMPは、企画会社から事業会社に事業内容を変更し、社名を「ダイナミックマップ基盤株式会社」として新たにスタートするという。

    DMPは、2016年6月、自動走行・安全運転支援システムの実現に必要な高精度3次元地図の協調領域における整備や実証、運営に向けた検討を行う企画会社として、電機・地図・測量会社と自動車会社の共同出資により設立された。具体的には、実運用に向けたデータ仕様やシステム構想、メンテナンス仕様等の立案、関係機関先との調整及び実証を行うとともに、永続的な維持整備を行うことを前提とした事業性に関する企画検討を進めてきたという。

    DMPは、当初企画会社としての準備期間を二年間としていたが、市場ニーズに早急に対応すべく事業化判断を前倒しし、今後、事業会社として、2018年度までの完了に向け、国内高速道路・自動車専用道全線の高精度3次元地図基盤データの整備に着手する。同時に、基盤データの効率的な維持・メンテナンスの実現に向けて、道路管理者や民間物流会社との連携も強化していくとしている。また、将来的には、国内一般道や海外の道路も事業対象とすることも計画しているという。

    高精度3次元地図の導入は、交通事故やそれに伴う死傷者数の減少、交通制約者の移動支援、渋滞緩和による環境負荷の軽減などを目指す自動走行・安全運転支援システムの高度化に貢献するとともに、防災・減災、社会インフラの維持管理など、幅広い分野への展開が検討されており、社会的にも産業的にも意義は大きく、次世代道路交通社会への貢献が期待されている。

    これらの期待に応えるべく、引受7社は、DMPに対し成長資金を提供するとともに、取締役の派遣や事業戦略、事業計画の策定など、DMPの掲げる企業スローガン「Remodeling of the Earth」の実現に向け、自動車会社、関係機関、ステークホルダー各位との協力の下、経営面でもサポートしDMP事業の推進に向け協力していくとしている。

    【関連リンク】
    産業革新機構(INCJ)
    三菱電機(Mitsubishi Electric)
    ゼンリン(ZENRIN)
    パスコ(PASCO)
    アイサンテクノロジー(AISAN TECHNOLOGY)
    インクリメント・ピー(INCREMENT P)
    トヨタマップマスター(TOYOTA MAPMASTER)
    ダイナミックマップ基盤(Dynamic Map Planning)

  • トヨタ、米国先進安全技術研究センターにおける自動運転/スマートモビリティなどの次期研究計画「CSRC ネクスト」発表

    トヨタ、米国先進安全技術研究センターにおける自動運転/スマートモビリティなどの次期研究計画「CSRC ネクスト」発表

    トヨタ自動車株式会社は、交通事故死傷者の低減を目指し、北米の大学や病院、研究機関等と共同研究を行う「先進安全技術研究センター(Collaborative Safety Research Center、以下CSRC)」について、2011年の設立当初から5年間行ってきた自動車の安全に関する研究成果と共に、次の5年間の研究計画を発表した。「CSRC ネクスト」と称する次の計画では、自動運転やつながるクルマの課題や可能性について集中的に研究を行うという。

    CSRCは2021年までに3500万ドルの規模で、新時代のモビリティに安全に移行するための研究を進めるとしている。具体的には、以下の4つの方向性で研究を進めていくという。

    1. 様々な衝突形態に対応する為の、センサーの高度化による予防安全・衝突安全技術の統合
    2. 自動運転技術など、先進技術を搭載したクルマを、ドライバーのみならず、交通社会全体を見据えてより使いやすく、より人間の感覚に合ったクルマとするための開発モデルづくり
    3. ドライバーの心理状態や健康状態を具体的な数値で把握することで、より良いモビリティに繋げていく研究
    4. ビッグデータと安全の分析手法を活用して、より現実の交通環境に即した運転データを研究できるアルゴリズムやツールの開発

    この「CSRC ネクスト」を立ち上げる時点では、研究プロジェクトは8つで、6つの大学とパートナーシップを組んでいる。その中のひとつに、マサチューセッツ工科大学(MIT)Age Labと実施する、自動運転車向けの新システムに関する研究がある。周囲の対象物を確認し、交通流の中で他の交通とのやりとりを理解するという、画期的なシステムに関わるものである。また、バージニア工科大学とは、総合的な安全システム(ISS)-予防安全、衝突安全の双方を含む-を以ってしても、なお残りうる将来の安全上の問題について推測する研究を行うという。

    CSRCは、北米における自動運転研究開発の一部も担っている。TRI(Toyota Research Institute, Inc.)やTC(Toyota Connected Inc.)などとも協力しつつ、CSRCは、自動運転技術開発のスピードを加速させるとともに、複雑さを増す新時代のモビリティと将来の社会のトレンドについても調査していくとしている。

    また、「CSRC ネクスト」のスタートは、同時に、CSRC設立以降5年にわたる安全研究の成果を結論付けるものでもあるという。2011年の設立以降、CSRCは自動車業界のなかでユニークな活動を進めてきた。即ち、北米の大学や病院、研究機関とともに、事故の死傷者を減らすことを目指すプロジェクトを共同で進めてきたことに加え、全てのドライバーがメリットを感じられるように、研究成果を公にしてきた。

    この5年間に、CSRCは23の大学と共に44の研究プロジェクトを立ち上げ・完了し、200以上の論文を発行、また様々な車両安全関連の会議でも研究プロジェクトの発表を行ってきた。

    そして、CSRCの研究はトヨタ車の安全性向上にも貢献。たとえば、コンピューターによる衝突シミュレーションの能力向上、高度運転支援システムの作動をより的確なものにする研究といった例がある。ただし、CSRCは、トヨタ車の安全性を向上させることだけには留まらず、一例として、SAE(Society of Automotive Engineers)のような、国際機関における安全基準づくりにも貢献してきたという。

    CSRCのプロジェクトは自動車業界全体としても、安全性向上に貢献。例えば、車両安全におけるヒューマンファクターの研究、予防・衝突双方の安全システムの効果の研究に加え、安全運転のデータやデータ解析のための新ツールの開発も実施してきた。

    また、救急医療の推進についても、CSRCの研究成果のひとつだと考えているという。

    ミシガン大救急医学部とのプロジェクトでは、運転中の心筋梗塞・心筋虚血を含む、重篤な心臓病の発症を、不要なノイズに紛らわされず確実に検知・もしくは予測する技術を開発。さらに「CSRC ネクスト」の一部として、院内、もしくは運転中に心臓病を発症した患者から収集した脳波データを機械学習にかけ、運転中の心臓病の発症を検知・予期するモデルを作る研究を実施している。

    また、ネブラスカ大メディカルセンターと共に行う研究では、インシュリン注射を行う糖尿病患者のドライバーをモニターし、運転中の安全のために、血糖値を常時モニターするシステムの実証研究を行ってきた。この中で、実際の運転行動を評価し、どんな血糖値のレベルやパターンのコントロールが必要かを決める手法を研究してきた。

    【関連リンク】
    トヨタ(TOYOTA)
    マサチューセッツ工科大学(MIT)
    バージニア工科大学(Virginia Tech)

  • GMOクラウド、車両コンディションの自動解析・遠隔診断の実用化を目指し、全国各地でコネクテッドカーの実証実験開始

    GMOクラウド、車両コンディションの自動解析・遠隔診断の実用化を目指し、全国各地でコネクテッドカーの実証実験開始

    GMOインターネットグループのGMOクラウド株式会社は、コネクテッドカーに関する実証実験を、2017年6月8日(木)より全国各地で開始する。GMOクラウドでは、車載コネクタを通じて「車両コンディションの自動解析」及び「自動車の遠隔診断」を実現する、自動車向けIoTソリューションを開発し、その実用化に向けて、自動車販売事業者や、自動車整備事業者などの協力のもと、国産・輸入を問わず既存の全メーカー・全車種(※)の自動車を対象に実証実験を行うという。

    近年、産業機器や家電など様々な分野でIoT技術を活用したサービスが誕生する中、自動車産業においては、「コネクテッドカー」分野の技術開発、活用が進められている。欧米ではコネクテッドカーとして生産された新車だけでなく、既存車にも車載コネクタを接続することでインターネット通信を可能にし、コネクテッドカーとして様々なサービスを享受できる環境も整いつつある。

    日本においても、走行データや車両データをもとにドライバーの運転特性や走行距離などを解析し、それに応じて保険料が変動する自動車保険サービスも生まれており、今後さらに多様なサービスが普及していくと考えられている。

    そこでGMOクラウドは、日本国内のコネクテッドカーの普及をさらに推進するべく、自動車のECUに蓄積されている車両データを収集し、クラウドに蓄積できる「車載コネクタ」を自社開発するとともに、クラウド・ホスティングサービスの提供で培ってきた、システムの安定稼働を支える技術を活かした自動車向けIoTソリューションを開発した。今回、同IoTソリューションの実用化に向けて、全国各地で実証実験を開始するという。

    実証実験では、GMOクラウドが開発した車載コネクタを通じて、自動車とインターネット(クラウド環境)を連携する技術の実験が行われる。その後、自動車の車両データ(バッテリー電圧、エンジン回転数)などをリアルタイムに管理・蓄積し、自動車整備会社が自動車の不調を予測する「車両コンディションの自動解析」や、解析した車両コンディションを見える化する「自動車の遠隔診断」に関する検証も行うという。

    なお、同実証実験は、株式会社ジョイカルジャパンをはじめとする自動車販売事業者や、自動車整備事業者など計20社の協力のもと、国産・輸入を問わず全メーカー・全車種を対象に、2017年6月8日(木)より全国各地で実施していく。

    今後GMOクラウドは、実証実験の結果を踏まえ、
    (1)バッテリー電圧やエンジン回転数などの車両データをリアルタイムで取得
    (2)取得した車両データをクラウド上で自動解析
    (3)オンラインで自動車の診断までを行えるサービス
    を今夏を目処に開始予定としている。

    ※2000年以降に製造された普通乗用車、小型乗用車、軽乗用車が対象。

    【関連リンク】
    GMOクラウド(GMO-HS)
    ジョイカルジャパン(JOYCAL JAPAN)

  • ボッシュとソニーセミコンダクタソリューションズが技術提携で合意、照度条件が厳しい環境でも車両の周囲を確実に検知できるカメラ技術を開発

    ボッシュとソニーセミコンダクタソリューションズが技術提携で合意、照度条件が厳しい環境でも車両の周囲を確実に検知できるカメラ技術を開発

    天気が良く、太陽が低い位置にあると、運転中に非常にまぶしく感じ、視界が制限されてしまうことがある。また、よく晴れた日に、運転している車がトンネルから出る際、まぶしい光を遮るためにサンバイザーが必要になることもよくある。明るさが十分でない場所から出る時や、外の明るさが急に変わる時に、人間の目はその変化にすぐに対応しきれないが、ドライバーアシスタンスシステムや自動運転に必要なカメラの場合もそれは同じだという。

    こうしたセンサーの問題点を改善するために、ボッシュとソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社は、技術提携することに合意した。両社は今後、照度条件が厳しい環境でも、車両の周囲を確実に検知できる最先端の画期的なカメラ技術の開発を目指すとしている。

    照度条件が厳しい環境でも視界が向上レーダーセンサーや超音波センサーとともに、カメラは、現代の自動車にとって感覚器官に相当する。歩行者に対応した自動緊急ブレーキシステム、車線維持支援システム、標識認識システムなどのドライバーアシスタンスシステムのためには、こうしたカメラが今日の車両モデルにはますます不可欠な存在となってきた。

    カメラの利点は、物体を検知し、その生成された画像が非常に膨大な量の情報を持つという点。ボッシュは長年にわたり、360°のサラウンドビューを可能にする単眼カメラ/ステレオ ビデオ カメラの生産に携わってきた。カメラは今後、自動運転のセンサーコンセプトを実現する重要なコンポーネントとなっていくという。暗い場所から明るい場所に出る場合やその逆の場合など、照度が急に変化する時でも確実に作動するカメラの存在が欠かせず、検知範囲内で明るさが大きく異なる場所がある場合にも、瞬間的にその相違を感知できる必要があるという。

    【関連リンク】
    ボッシュ(Bosch)
    ソニーセミコンダクタソリューションズ(Sony Semiconductor Solutions)

  • ウエスタンデジタル、コネクテッドカー技術のデータ需要に対応する組み込みストレージデバイス「iNAND 7250A」を発表

    ウエスタンデジタル、コネクテッドカー技術のデータ需要に対応する組み込みストレージデバイス「iNAND 7250A」を発表

    データストレージ技術企業であるウエスタンデジタルコーポレーション(以下、ウエスタンデジタル)は、最先端のオートモーティブグレードソリューションである組み込みフラッシュドライブ(EFD)「iNAND 7250A」を発表した。

    この新しいサンディスクブランドのストレージデバイスは、強化されたフラッシュストレージ技術による優れた信頼性を実現し、最新の「先進運転支援システム」(ADAS)、最先端のインフォテインメントおよび安全性システム、車両で使用されるその他のコネクテッド技術のデータ需要に対応するという。堅牢で新しいEFDの動作温度範囲は、-40℃~105℃で、車内・車外の過酷な条件下でも信頼できる性能を発揮できるため、幅広いコネクテッド車両システムや環境に適しているとしている。 

    「コネクテッド」システム搭載車両の数が継続して増加していると同時に、管理が必要なデータ量も増加している。ガートナーは、以下のように予測している。

    • 車載診断(Onboard Diagnostics:OBD)ポートに取り付ける非純正デバイスも含め、データ接続機能を備えた自動車の累計出荷台数は、2020年に2億2,000万台に到達(※1)
    • 組み込み通信モジュールは2018年に、モバイル機器によるテザリングに代わってコネクテッドカーの主要接続モードとなる見込み(※1)
    • 2020年までに、自動運転のコネクテッドカー1台あたりのデータトラフィックは、年間280ペタバイト(2億8,000万ギガバイト)を超過 (※2)

    「iNAND 7250A」は、複雑化するインフォテインメントやナビゲーションシステム、継続的な分析処理を行う診断システム、常にストリーミングを行う車間および路車間システムなど、データを生成、受信、処理する多様な車載システムと連携できるよう設計されている。また、電源断保護、包括的なメモリー状態ステータスモニター、高度な診断ツールなど、ウエスタンデジタルの一連の自動車向け「スマート機能」も備わっているという。その他の特徴と仕様は以下の通り。

    • ISO26262の不揮発性メモリーベース製品向け設計指針を順守
    • 最大64GBの容量
    • AEC-Q100グレード2(-40℃~105℃)およびAEC-Q100グレード3(-40℃~85℃)に準拠
    • 強化されたエンタープライズクラスのフラッシュメモリーとコントローラを搭載
    • e.MMC 5.1規格に準拠
    • 最大110MB/秒のシーケンシャル書込み、最大300MB/秒のシーケンシャル読取り(※3)

    iNAND 7250A EFDは現在、サンプル出荷中。新しいデバイスは、サンディスクブランドのオートモーティブグレードSDおよびEFDソリューションを含む、ウエスタンデジタルの自動車業界向けソリューションファミリーに加わる。 

    ※1 出典:ガートナーリサーチ「Forecast: Connected Car Production, Worldwide(全世界のコネクテッドカー生産台数の予測)」、2016年9月7日
    ※2 ガートナー「IoT Global Forecast and Analysis, 2015-2025(IoTグローバル予測および分析、2015~2025年)」、2017年3月29日
    ※3 社内試験に基づく。性能は容量、アプリケーション、利用方法により異なる。

    【関連リンク】
    ウエスタンデジタル(WD)
    iNAND 7250A
    ガートナー(Gartner)

  • ルネサスと長城汽車、新エネルギー車や自動運転車などの開発で協業

    ルネサスと長城汽車、新エネルギー車や自動運転車などの開発で協業

    ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下、ルネサス)とSUV/トラック分野で中国の自動車メーカーである長城汽車股有限公司(以下、長城汽車)は、中国における電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)といった新エネルギー車および自動運転車などの分野に向けた車載用半導体技術およびソリューションの共同開発に関する戦略的協業を発表した。

    この協業により、両社のエンジニアで構成される共同開発チームは、以下4つの分野での技術開発を進めるという。

    1. 新エネルギー車の要となるシステム
    2. 高速かつ堅牢な通信を実現する車載ネットワークシステム
    3. 安全と快適を両立する次世代車載インフォテインメントシステム
    4. 自動運転の実現に必要なADAS(Advanced Driving Assistance Systems、先進運転支援システム)

    特に、新エネルギー車の開発については、中国政府が国家戦略産業と位置付け、2020年までに新エネルギー車の年間生産・売上台数を200万台までに拡大させ、2025年までに自動車生産・売上に占める新エネルギー車の割合を20%以上まで成長させる方針を発表している。今回の提携でルネサスと長城汽車は、新エネルギー車や自動運転車などに最先端技術を搭載し、長城汽車の競争力向上、中国の新エネルギー車の市場成長への貢献を目指すとしている。

    【関連リンク】
    ルネサス(Renesas)
    長城汽車(GWM)